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コピスリレーエッセイ第19回 「僕と模型」 by 高山弘 (ゾートロープアーティスト)

昔から模型が好きだった。見るのも遊ぶのも作るのも全部。
でも最近は ほとんど作ってない。

もっとも展示会で出展してる作品は立体なので
他の人からみれば模型を作ってるように見えるかもしれない。
自分の中では 今作ってる作品は模型と違うんだけど
そして そういう事は かなり気に気にしていたんだけど
最近は そんなこと どうでも良くなっている。

自分なりの基準としては 図面を用意して(或いは描いて)造るのが模型
ラフだけで造っちゃうのが自分の作品だった。
模型を作らなくなった理由の一つに その図面の問題がある。
たとえば艦艇模型の世界では(に限らないけど)公式図面と言うのがある。
実際の(本物の)艦艇を作るときに使用する図面で一番基本になる「一般偽装図」(公式図の代表的なモノ)が無いと作れなくなってしまったのだ。

別にこれは艦艇でなく飛行機でも何でも同じなんだけど
要するに融通が利かなくなってしまったのだ。
そうなると模型造りの楽しさが無くなってしまう。
例えば有名なタミヤの1/350の大和の模型にしたところで
船体の形状が違うというだけで造れないのだ。
出来上がれば 誰が見たって「大和」なのにね。

まぁ そういうわけで模型から遠ざかっていたのだけど
来年のコピスの展示用に考えている作品では模型も登場させようかなと思っている。
あくまでも自分の基準としては「模型らしきもの」
(落語「居酒屋」風に言えば「模型のようなもの」)にすぎないけど。

いずれにせよ。ここ当分は 楽しんで作る模型の世界に浸るつもりである。
で どんなモノが出来るか 気になった方は
来年のコピスの展示で 僕の名前を見つけたら見に来てくださいね。

高山弘 (2012.10.12掲載)

高山弘 プロフィール


コピスリレーエッセイ第15回「クリエイターの条件」


「僕と模型」 by 高山弘 (ゾートロープアーティスト)
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