3.11

あの日は東京も寒かったね・・・誰もが思った3.11

ギャラリーでは展示が中休みだったこともあって、作品には影響もなく、
落下したのは私の事務所の本だけでした。
ドアを開けて、聞こえてきたのは、隣のお寺の瓦屋根がざざざざざと落ちる音。
トリミング中のスタッフが、茫然としている姿。
「火を消して!」
長い・・・どこかで大きな被害が出ているに違いない。
杖をついている大家の眞理子さんが外出中。母の施設。夫。携帯不通・・・
共感の距離というものがある。
あの揺れを体験しなかったエリアの人達と、余震の恐怖の毎日。
当事者の悲しみや、苦しささ、恐怖。愛する人たちや、それぞれの歴史が一瞬で消えてしまう絶望。

余震の1週間後、コピスでは陶器の展示が控えていた。
「割れたらどうしよう」と思いながらも作家の酒井さんは山梨在住の方。
「私がやります」と会場は私一人で展示会を開けた。
しめる前に、スポットライトは毎日はずし、作品は箱にしまって、翌朝またセッティングした。

あれから6年。短くもあり、永くもあり。
原発の抱える諸問題。いまなお故郷の再興を願う人たち。

南三陸のお母さんたちが、仮設住宅を起点に始めた「編んだもんだら」海の幸のエコたわし。
バージョンアップしてできてきた 傘グリップ。
コピスの「糸偏」と「ねこ展」で扱っています。


福島に動物保護で乗り込んで、ひとりぼっちになった犬猫を保護、支援を続けている「犬猫みなしご救援隊」
夏の「サニーと動物の仲間たち展」では物資と寄付を募っています。

共感の距離。明日、私たちがその被害者になる可能性はゼロではないこと。
今、私たちにできる「小さくても尊いこと」考えて行きたいと思います。