10月22日、土曜日の夜。
むらよしみ個展「ネコ大歌舞伎」にあわせて「ことば楽」講談。
今回もたくさんのお客様にお越しいただきました。
ダブル久子のそれぞれのお話は、目からうろこの面白さ満載。
古典ライターの 平田久子のお話は「忠義」がテーマ。
何処の関係まで「命」をかけられるか。
まさに「忠臣蔵」は四十七士の赤穂藩士が、
おそらく顔も見たことのない殿の無念を晴らすというもの。
今じゃ考えられない「忠義」の代表。
他にも歌舞伎の中にあるさまざまな「忠義」と人間関係のお話は興味深かったですよ。
神門久子 講談二席
1席目は、これも忠臣蔵を題材に
義士の一人、大高源吾と其角の両国橋でのお話し。
あしたまたるる そのたからぶね
討ち入り前夜の思いのこもった句の謎は・・・
そう、今年は年末まで国立劇場が歌舞伎、文楽で「忠臣蔵」なのです。
温故知新、他人や家族への思いの見直しなのかなぁ、なんて思ったりもしています。
2席目は、最後の最後で「あっそう」という真面目で真面目でくそまじめでという物書きのお話。
ここで誰って書いちゃうと次回どこかで神門さんがこの講談をした時の醍醐味が無くなりそうなので内緒にしておきます。
落としのタイミングが なんとも面白かった。
忠臣蔵も歌舞伎も古典の数々は、次の人へ言葉でつないできたものです。
くちうつし じゃなくて、口伝え(このネタもことば楽ならではの爆笑ものでした)
不定期開催の「ことば楽」次は来年ですね。